タイ気象局は8月8日、8日から11日にかけて北部・東北部を中心に強い雨となり、一部では非常に激しい雨の可能性があるとの7日間予報を公表した。アンダマン海北部とタイ湾北部では高波も見込まれ、海上移動を予定する人が確認すべき注意報の内容を整理する。
北部・東北部で非常に激しい雨の可能性
タイ気象局の8月8日午前5時発表の予報によると、8月8日から11日にかけて、モンスーンの谷がタイ北部上空からラオス北部にかかり、アンダマン海、タイ、タイ湾では比較的強い南西モンスーンが続く見通しだ。このため、国内では局地的な大雨が予想され、北部と東北部では局地的に非常に激しい雨となる可能性がある。
同局は北部、東北部、東部について、強い雨と累積雨量に警戒を呼びかけた。山麓の水路周辺や低地では、鉄砲水や河川の増水・氾濫が起こるおそれがあるとしている。これは気象局による予報と注意喚起であり、被害の発生を示す情報ではない。
アンダマン海北部とタイ湾北部は高波に注意
8月8日から11日にかけ、アンダマン海北部とタイ湾北部では波高2〜3メートル、雷雨の海域では3メートルを超える見込みだ。アンダマン海南部では波高がおおむね2メートル、雷雨時には2メートルを超えると予測されている。
気象局は、アンダマン海とタイ湾を航行する船舶に対し、慎重な航行と雷雨海域の回避を要請した。小型船については、アンダマン海北部で8月8〜11日、タイ湾北部で8月8〜9日に出航を見合わせるよう呼びかけている。
プーケット以北の西海岸も風が強まる予報
南部西海岸では、プーケット以北で8月8〜11日に南西風が時速20〜40キロとなり、波は2〜3メートル、雷雨時には3メートルを超える見込みとされた。クラビー以南では同期間、波高はおおむね2メートルで、雷雨時には2メートルを超える予報となっている。
海上を移動する予定がある場合、気象局の予報は広域の見通しであり、個別の船便やツアーの運航を示すものではない。出発前には、利用する事業者が示す当日の運航情報と、目的地周辺の気象情報を確認する必要がある。
12日以降は雨が減少、それでも局地的大雨は継続
8月12〜14日は、モンスーンの谷がミャンマー、ラオス北部、ベトナム北部へ移り、南西モンスーンも弱まるため、タイ全体の雨は減少する見通しだ。ただし、北部と中部では局地的な大雨が続くと予測されている。
同局は、東シナ海にある台風「ドルフィン」が8月9〜10日に中国・浙江省付近へ上陸する見通しで、タイへ進む予想ではないとしている。旅行や移動の予定は、地域ごとの最新予報を確認するよう案内している。

