バンコク中心部とスワンナプーム国際空港を結ぶエアポート・レール・リンク(ARL)は、現在の運行契約が2026年9月30日に終了する予定です。ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は9月8日、契約終了後も列車の運行を止めない方針を明らかにしました。
10月1日以降もサービス継続へ
現在の運行会社Asia Era Oneに対し、タイ国鉄(SRT)は引き継ぎ期間として2~4カ月程度の運行延長を求めています。9月8日時点で正式回答はないものの、延長がまとまらなければSRT傘下のSRT Electrified Train(SRTET)が運行を引き継ぐ準備を進めます。
運輸相は、ARLは重要な公共交通であり、契約交渉の結果にかかわらず運休させない考えを強調しました。SRTETが引き継ぐ場合は、運転士、駅員、保守要員など約300人の確保が必要になる見通しです。
車輪の摩耗で一時15分間隔
一方、ARLでは点検で一部車両の車輪に摩耗が見つかり、安全確保のため修理が進められています。この影響で9月8日まで3日連続、運行間隔が約15分に広がりました。
SRTは車両を順次復旧させ、9月14日までに保有する9編成すべてを運行可能な状態に戻すことを目指しています。
空港利用者は時間に余裕を
10月以降も全面的な運休は避けられる見通しですが、運行会社の移行や車両整備に伴い、ダイヤが一時的に変わる可能性があります。スワンナプーム空港を利用する人は、出発前にARLやSRTの公式案内を確認し、通常より余裕を持って移動すると安心です。
赤字改善も課題
運輸相はARLの運営について、月約3,000万バーツの赤字が生じるとの見方も示しました。今後は駅構内の商業スペースを活用し、賃料収入などを増やす方策も検討されます。

