8月9日は、国連が定める「世界の先住民族の国際デー」であり、日本ではムーミンの作者トーベ・ヤンソンの誕生日に由来する「ムーミンの日」でもある。さらに1945年、長崎に原子爆弾が投下された日でもある。この日付に重なる出来事の由来を整理する。
国連が毎年8月9日に定める国際デー
国連総会は1994年の決議で、毎年8月9日を「世界の先住民族の国際デー」とすることを決めた。日付は、1982年8月9日に国連の先住民に関する作業部会が初会合を開いたことに由来する。
国連はこの日を、先住民族の権利の保護と促進について情報を広げる機会と位置付けている。各地で暮らす先住民族の文化や言語、社会的な権利に目を向けるための国際的な記念日として継続している。
作者の誕生日から始まった「ムーミンの日」
日本のムーミン公式サイトによると、8月9日は「ムーミン」の物語の原作者、トーベ・ヤンソンの誕生日である。この日を「ムーミンの日」とする取り組みは2005年に始まった。
ムーミン作品の第1作『小さなトロールと大きな洪水』が1945年に発表されたことを踏まえ、出版60周年の年に最初の記念日企画が準備された。2022年には、日本記念日協会に記念日として登録認定された。
長崎に原子爆弾が投下された1945年8月9日
日本にとって8月9日は、1945年に長崎へ原子爆弾が投下された日でもある。長崎市の平和宣言は、同日午前11時2分に原子爆弾が長崎市上空で爆発したと記録している。
長崎市は毎年8月9日を原爆犠牲者を追悼する日として位置付け、平和への誓いを発信してきた。国際的な権利の課題、文化を記念する日、戦争被害の記憶という異なる背景が、同じ日付に重なっている。
タイの歌手に関する記述は独立確認できず
発見元の記事は、タイの歌手ペック・パリットチョークの誕生日を8月9日として紹介している。一方で、今回確認できた公式資料では、生年月日を直接裏付ける情報を確認できなかった。
このため、本記事では同氏の誕生日、音楽番組への出演歴、受賞歴、コンサートなど、発見元だけに記された人物関連の内容を事実としては扱わない。

