タイ内務省広報は8月8日未明、チャチューンサオ県ムアン郡の飲食・娯楽施設「90’s Bar & Restaurant」を行政当局が摘発したと公表した。20歳未満の利用者39人、薬物検査で陽性となった32人を確認。店側の管理者は7件の容疑で警察に送致されたとしている。
内務省の特別部隊が未明に立ち入り
タイ内務省広報によると、摘発は2026年8月8日午前1時30分、内務省のポンピー・スワンナチャウィー副大臣が行政局(DOPA)の特別行動部隊を率いて実施した。作戦名は「バラミー・ソートーン」で、チャチューンサオ県とムアン・チャチューンサオ郡の行政当局も加わった。
対象は、チャチューンサオ県ムアン郡の市場内にある「90’s Bar & Restaurant」。内務省は、同店が許可を得ずに娯楽施設として営業し、規定時間を超える酒類販売や、20歳未満の入店、店内での薬物使用を放置していたとの情報を受けて調査していたとしている。
店内に194人、20歳未満は39人
当局発表では、立ち入り時に店内にいた利用者と従業員は計194人だった。このうち20歳未満の利用者は39人で、男性14人、女性25人。15歳の利用者は3人確認され、16歳の利用者もいたという。
事前調査では、施設は2階建てで、演奏用ステージを備えたホールや複数の客席区画、2階のVIPルーム6室が確認された。入口には警備員が配置されていた一方、身分証の確認や武器の検査は行われていなかったと内務省は説明している。
薬物検査で32人が陽性、7人は20歳未満
内務省によれば、店内の利用者らに実施した薬物検査では32人が陽性だった。このうち20歳未満は7人で、男性3人、女性4人とされた。当局は、店内の床でも廃棄された薬物を見つけたとしている。
また、当局の調査員は8月8日午前0時32分、店が営業を続ける中で酒類を注文し、銀行アプリで代金を支払ったとしている。通常の営業区画が閉まった後も、VIPルームでは利用を継続できる状況だったと発表した。
管理者を送致、5年間の閉鎖を提案する方針
当局は店舗マネージャーを拘束し、無許可の娯楽施設営業、規定時間外の酒類販売、20歳未満への酒類販売など計7件の容疑で警察に送致したと公表した。これは当局による送致に関する発表であり、刑事責任の確定を意味するものではない。
内務省はさらに、店内での薬物関連の違法行為を放置した疑いがあるとして、国家平和秩序評議会(NCPO)命令第22/2558号に基づき、チャチューンサオ県知事へ同店の5年間の閉鎖を提案する方針を示した。閉鎖は今後提案される措置で、決定済みとは発表されていない。

