タイ外務省は、2025年にタイを訪れた日本人旅行者が約109万人だったと公表した。日本からタイへの旅行は100万人規模となり、タイ国政府観光庁(TAT)は2026年に120万人の到達を目標に掲げる。東京と福岡で展開した日本市場向け施策から、訴求の方向性をたどる。
2025年の訪タイ日本人は約109万人
タイ外務省領事局は2026年4月、日本人の2025年の訪タイ旅行者数を約109万人と発表した。タイへの外国人旅行者市場では6番目の規模だったという。反対に、タイ人の訪日旅行者数は約106万人で、日本とタイの観光往来はいずれの方向でも100万人を超えた。([consular.mfa.go.th](https://consular.mfa.go.th/th/content/24-4-69-000))
同局の発表は、2026年4月に東京で開かれた第4回日タイ領事協議に合わせて公表されたものだ。観光客の数値とともに、観光客の安全や自国民保護、緊急時の対応経験などが協議の議題になったとしている。([consular.mfa.go.th](https://consular.mfa.go.th/th/content/24-4-69-000))
TATは2026年に120万人を目標として提示
タイ国政府観光庁は、2026年5月9日から10日に東京・代々木公園で開かれた「Thai Festival Tokyo 2026」で、日本市場をタイにとって重要な訪問者市場の一つと位置付けた。TATのタパニー・キアットパイブーン総裁は、2026年の日本人訪タイ客数について120万人を目標とすると表明している。これは実績ではなく、同庁が示した年間目標である。([tatnews.org](https://www.tatnews.org/2026/05/tat-presents-thai-pop-culture-showcase-at-thai-festival-tokyo-2026/))
同イベントでTATは、ムエタイ、工芸、食、T-POP、アート、ウェルネスを組み合わせた展示を実施した。会場は5つの「ソイ」ゾーンで構成され、旅行情報の提供のほか、タイ織物のワークショップや、音楽・食・アート・ウェルネスを紹介する企画などを展開した。([tatnews.org](https://www.tatnews.org/2026/05/tat-presents-thai-pop-culture-showcase-at-thai-festival-tokyo-2026/))
福岡では食を起点に文化と旅行体験を紹介
TATは5月30日と31日、福岡市の天神中央公園・貴賓館エリアで「Amazing Thailand Fest 2026 @Fukuoka」を開催した。タイ料理を入口に、ウェルネス、文化、創造産業、旅行体験をつなぐ構成とし、タイ料理や観光商品、工芸品などを扱う33ブースを設けた。([tatnews.org](https://www.tatnews.org/2026/06/amazing-thailand-fest-2026-brings-the-wholesome-taste-of-thai-to-fukuoka/))
会場では料理実演や試食に加え、タイの伝統菓子ルークチュップ、花飾り作り、タイ式マッサージなどの体験企画も実施された。TATは福岡での催事を、食と文化、ウェルネスを通じて日本の旅行者にタイを紹介する取り組みとして位置付けている。([tatnews.org](https://www.tatnews.org/2026/06/amazing-thailand-fest-2026-brings-the-wholesome-taste-of-thai-to-fukuoka/))

