1967年8月8日、タイの首都バンコクでASEAN宣言(バンコク宣言)が署名され、東南アジア諸国連合(ASEAN)が発足した。創設時の5カ国と宣言が掲げた協力の目的、さらに東ティモール加入後の11加盟国という現在の構成を、公式資料を基に整理する。
5カ国が署名したバンコク宣言
ASEANの出発点は1967年8月8日である。インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの代表がバンコクでASEAN宣言に署名し、Association of Southeast Asian Nations(ASEAN)が設立された。文書は署名地にちなみ、「バンコク宣言」とも呼ばれる。
ASEAN事務局の資料によると、署名に加わったのは5カ国の外相らだった。タイからはタナット・コーマン外相が参加した。タイ外務省は、宣言の署名場所をバンコクのサランロム宮殿としている。
地域協力を通じ、平和・進歩・繁栄を目指す
バンコク宣言は、対等な立場とパートナーシップの精神に基づく東南アジアの地域協力を掲げた。その目的には、経済成長、社会的進歩、文化的発展を促すこと、地域の平和と安定に寄与することが含まれる。
宣言はまた、加盟国間の協力を教育、訓練、研究などにも広げる考えを示した。ASEANは、単一の分野を扱う枠組みではなく、地域の共通課題に各国が協力して対応するための基盤として始まった。
加盟国は11カ国に拡大
創設後、ブルネイが1984年、ベトナムが1995年、ラオスとミャンマーが1997年、カンボジアが1999年に加わった。ASEAN公式サイトは、東ティモールが2025年10月26日に加盟し、加盟国は11カ国になったと説明している。
バンコクで署名された一文書から始まったASEANは、現在も東南アジア各国による協力の枠組みとして活動している。8月8日は、その原点となった宣言が署名された日である。

