タイ中央捜査局(CIB)は、バンコク、サムットプラカーン県、サムットサーコーン県の5地点で無資格医療への取り締まりを実施し、歯科行為に関わった4人と美容クリニックで点滴を行っていた1人の計5人を拘束したと発表した。押収品は医療器具や医薬品など計1,058点に及んだ。
CIBと県保健当局が5地点を捜索
タイ中央捜査局(CIB)は2026年8月20日、消費者保護犯罪取締部門とサムットサーコーン県保健当局が合同で、無資格医療に対する一斉取り締まりを行ったと発表した。対象となったのはバンコク、サムットプラカーン県、サムットサーコーン県にある計5地点だった。
CIBの発表によると、捜査では容疑者5人を拘束した。このうち4人は歯科医師資格を持たないまま、歯列矯正や入れ歯に関する行為をしていたとされる。残る1人は美容クリニックで医師を装い、ビタミン点滴を行っていた疑いがあるという。
歯列矯正と入れ歯製作・修理が対象に
歯科関連で拘束された4人について、CIBは無許可で「ファッション矯正」と呼ばれる歯列矯正や、入れ歯の製作を行っていたと説明した。住宅を使った行為のほか、歩道脇で入れ歯を扱っていた事案もあったとしている。
今回の発表は、こうした行為が資格・免許を得ないまま行われていたとの捜査当局の見解を示すものだ。個別の容疑については、今後の法的手続きの中で扱われる。
美容クリニックでのビタミン点滴も捜査
サムットプラカーン県では、美容クリニックに関する事案も捜査対象となった。CIBによれば、拘束された1人は医師資格を持たずにビタミン点滴を提供していたとされる。
CIBは、一部の事案について無許可の医療施設開設・運営に関する疑いも捜査している。発表では、容疑者らを捜査官に引き渡し、法に基づく手続きを進めるとしている。
医療器具・医薬品など1,058点を押収
捜査当局は5地点から、医療用品、器具、医薬品など56種類、計1,058点を押収した。CIB発表で示された押収品の価値は33万バーツ超としている。
CIBは、消費者保護に関する捜査の一環として今回の取り締まりを実施した。発表時点で示されたのは捜査当局による拘束と押収の内容であり、各事案の刑事責任は今後の手続きで判断される。

