タイ・ドンムアン空港で2026年8月9日、Trip.com経由でヤンゴン行き航空券を予約した中国人旅行者が、予約情報の不一致により当日の便を利用できない事案があった。空港観光警察の発表を基に、航空会社と予約アプリ側の対応、翌日便への再手配までの経緯を整理する。
観光警察に支援を求めた中国人旅行者
ドンムアン空港観光警察は、8月9日午前4時30分、中国人旅行者から支援要請を受けたと公表した。旅行者はTrip.comのアプリを通じ、ドンムアン空港からヤンゴンへ向かう航空券を予約していたが、利用予定だった便が取り消されていたことについて通知を受けていなかったという。
同警察の説明では、このため旅行者は8月9日に予定していた移動ができない状態となった。発表は、旅行者が空港で事情を説明し、観光警察に対応を求めたとしている。
予約記録は8月8日のまま
観光警察は旅行者をAirAsiaに案内し、予約内容を確認した。そこで、旅行者の予約情報が更新されず、8月8日付の情報のまま残っていたことが判明したとした。警察の発表によれば、この記録の不一致により、8月9日の便には搭乗できなかった。
これは航空会社が便の取り消しを直接旅行者へ通知しなかったとする発表ではない。ドンムアン空港観光警察は、Trip.comのアプリ側で情報が更新されていなかったことを、当日の利用不能につながった事情として説明している。
Trip.comのコールセンターと連絡し、10日便を再予約
観光警察とAirAsiaのスタッフは、Trip.comのコールセンターへ連絡して確認を進めた。観光警察は、確認の結果、問題はアプリケーション側の不具合によるものだったと発表している。
その後、Trip.comは旅行者のため、8月10日の便をあらためて予約した。観光警察によると、この再予約に際して旅行者に追加費用は請求されなかった。旅行者は当初の8月9日ではなく、翌日の便でヤンゴンへ向かう手配となった。
発表で確認できる範囲
今回確認できるのは、ドンムアン空港観光警察が支援を行い、予約情報の更新状況をAirAsiaおよびTrip.comのコールセンターと確認したという経緯である。また、同警察はTrip.comによる8月10日便への再手配と追加請求がなかったことを公表している。
一方、便の取り消しに至った運航上の事情や、Trip.comが旅行者へ通知できなかった技術的な経緯については、観光警察の投稿以外の公式説明は確認できない。

