タイ警察中央捜査局(CIB)は、実在する別車両と同じ偽造ナンバープレートを電気自動車に取り付けたとして、53歳の男を拘束したと発表した。本来のナンバー所有者には、身に覚えのない複数の交通違反通知が届いていたという。
CIBと高速道路警察が偽造プレート使用容疑で拘束
CIBは2026年8月22日、高速道路警察とともに、偽造ナンバープレートを使用していた疑いで53歳の男を拘束したと公式Facebookで公表した。容疑は公文書の偽造および偽造公文書の使用とされる。
当局は、MGブランドの電気自動車と偽造ナンバープレートを証拠品として押収したとしている。車両に取り付けられていた番号は、別に実在する車両の登録番号と同一だったという。
無関係の所有者へ複数の違反通知
捜査の端緒は、ナンバーを正規に所有する被害者からの相談だった。CIBによると、被害者は自ら違反していないにもかかわらず、複数の交通違反に関する通知を自宅で受け取っていた。
警察は、同じ番号を付けた別の車が走行していたことで、違反通知が本来の所有者に送られる状況になったと説明している。登録番号の不正使用が、車両所有者に直接的な不利益を及ぼした事案として捜査が進められた。
容疑者はローン会社による車両回収を避けたと供述
CIBの発表によれば、男は失職後に車の分割払いが困難になったと供述した。その上で、ローン会社に車両を追跡・回収されることを避ける目的で、インターネットを通じて偽造ナンバープレートを入手し、車に装着したと説明している。
この供述は捜査当局が公表した容疑者側の説明であり、裁判所による有罪認定を示すものではない。警察は男の身柄をノーンキー警察署の捜査担当者へ引き渡し、法的手続きを進めるとしている。
公表内容に基づく捜査の位置付け
今回の発表は、CIBが被害申告を受けて同一番号を使う別車両を捜査し、偽造プレートの使用容疑で拘束に至ったというものだ。CIBは、偽造された自動車関連書類も押収したと述べている。
今後の刑事手続きでは、押収物や車両の登録状況、偽造書類の扱いなどが捜査・司法手続きの中で確認されることになる。CIBの発表時点では、拘束された男に対する最終的な司法判断は示されていない。

