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チェンマイ旧市街ジャーン・シープームの城壁に女性観光客、住民が安全と遺構保全を懸念

チェンマイ旧市街ジャーン・シープームの城壁に女性観光客、住民が安全と遺構保全を懸念を描いたAIイメージ

タイ北部チェンマイで8月13日、旧市街の角に残る城壁「ジャーン・シープーム」の上に女性観光客が座る様子が撮影され、地域で議論となった。現地メディアの報道と投稿から、城壁の上での行為、設置済みの注意表示、住民が示した転落と遺構損傷への懸念を整理する。

城壁の縁に座る姿を住民が撮影

チェンマイの地域メディア「เชียงใหม่ CM108 ข่าวเชียงใหม่ จังหวัดเชียงใหม่」は8月13日、ジャーン・シープーム付近で女性観光客が古い城壁の上に上がり、縁に腰掛けて足を垂らしていたとする投稿を公開した。投稿によれば、周辺の住民が日中にこの状況を撮影し、通行人の目に触れるなかで批判の声が広がったという。

別の地元報道機関であるChiang Mai Newsも同日、黒い半袖シャツ、短パン、白いスニーカーを着けた女性が、レンガ造りの城壁上で写真を撮っていたと報じた。両者は、現場がチェンマイ旧市街の歴史的な角の一つ、ジャーン・シープームである点で一致している。

掲示された「立ち入り禁止」と住民の安全上の懸念

CM108の投稿では、この場所には城壁の上に上がったり、活動したりしないよう求める注意表示が明示されていると説明された。それにもかかわらず城壁の上に座る行為が行われたことから、住民らは不適切だと受け止めたとしている。

投稿とChiang Mai Newsの記事はともに、城壁の端から落下するおそれを懸念点として挙げた。Chiang Mai Newsは、城壁上に安全設備や仕切りがないと伝えており、事故が起きればけがにつながり得るとの見方を紹介している。実際に事故や負傷が発生したとの情報は、確認した資料にはない。

古いレンガ遺構への影響も論点に

問題は観光客本人の安全に限らない。CM108は、ジャーン・シープームをチェンマイの古い城壁遺構として位置付け、住民らが場所への敬意を求めていると報じた。Chiang Mai Newsも、古いレンガの構造に人が上がることで傷みが生じる可能性を指摘している。

住民や目撃者からは、同様の行為を繰り返さないため、関係機関が見回りや周知を行うよう求める声が出た。ただし、当局が新たな規制や監視策を決定・実施したことを示す公式発表は、確認できなかった。今回確認できるのは、現場で撮影された行為と、それに対する地域からの懸念および要望までである。

出典・参考

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