バンコクのバムルン・ムアン通りに立つワット・スタットは、ラーマ1世の時代に建立された寺院です。礼拝堂を彩る壁画や木彫りの扉、スコータイ時代の巨大なシーサカヤムニー仏像が見どころ。寺院前の赤いサオ・チンチャーも含め、境内で注目したい建造物と信仰の背景を紹介します。
バムルン・ムアン通りに建つ王朝初期の寺院
ワット・スタットは、19世紀の初め、ラーマ1世の時代に建立されました。バムルン・ムアン通りに位置し、寺院の前には赤い大型建造物サオ・チンチャーが立つため、周辺を歩く際にも場所を見つけやすい寺院です。
建築を見る際には、礼拝堂の内部だけでなく、壁面の装飾にも目を向けたいところです。この寺院は美しい壁画と、細かな彫刻を施した木製の扉で知られています。仏像を拝観する空間とともに、彩色と木彫による意匠を観察できます。
礼拝堂の中心を占めるシーサカヤムニー仏像
礼拝堂には黄金に輝く仏像が並び、その中でもシーサカヤムニー仏像がひときわ大きな存在感を示します。スコータイ時代に納められたこの仏像は、高さ約8m。さらに約6mの台座の上に安置されています。
シーサカヤムニー仏像はタイ最大の青銅仏像であり、最も美しい仏像とされています。仏像そのものの大きさに加え、台座を含む高さを意識して見上げると、礼拝堂における配置の壮大さを感じ取れるでしょう。
仕事運を願う参拝と満月の夜の言い伝え
この仏像には、仕事運、なかでも昇進に関するご利益があるといわれています。観光で訪れる場合も、寺院が信仰の場であることを踏まえ、仏像とその由来に目を向けながら参拝したいものです。
また、満月の夜に参拝すると、ご利益が倍増するという言い伝えもあります。満月の日に訪問を考える場合は、この伝承がワット・スタットの参拝に結び付いていることを知っておくと、拝観の視点が深まります。
寺院前のサオ・チンチャーも見逃さない
ワット・スタットの前には、巨大な赤い鳥居のような形をしたサオ・チンチャーがあります。寺院前の目印となる建造物で、“ジャイアント・ブランコ”の名でも観光名所として知られています。
寺院を訪れる際は、礼拝堂の壁画や木彫の扉、シーサカヤムニー仏像の拝観とあわせて、門前のサオ・チンチャーも見学対象に加えるとよいでしょう。赤い構造物と寺院建築を続けて見ることで、この場所を象徴する二つの景観をたどれます。
基本情報
- 名称
- ワット・スタット
- 名称(英)
- Wat Suthat
- 営業時間
- 8:30〜20:00 ※博物館は金・土・日・祝のみ開館(9:30~16:00)
- 料金
- 拝観料 100バーツ、 博物館200バーツ
- 住所
- 146 Bamrungmuang Rd, Phra Nakorn, Bangkok 10200
- アクセス
- 冷房バスのP.O 8 ,12 普通バスの10,12,19,35,42番 / MRTブルーライン・サムヨート(BL30)駅から徒歩約10分
- 電話
- 063-654-6829
